その97 小川山(おがわやま)
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●標
高:2、418m
●方
角:南西
●距
離:82Km
●位
置:長野県・山梨県
●撮
影:群馬県新田郡薮塚本町三日月村 |
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夕焼け空の西上州雨降山の彼方に太田から南西82キロ、小川山(2418メートル)がその秀麗な姿を見せてくれる。
喧騒と静寂の二つの顔を持っており、最近はやりのフリークライミングのメッカとして人気のあるのが長野県川上村側で、反対の山梨県側は入山者も少なく、よき時代の奥秩父らしさが残っている山として知られる。ここ太田からは見えないが、その向こうに奇岩、奇峰の集まってできている特異な山容の瑞牆(みずがき)山(2230メートル)がある。地元では子産(こぶ)岩と呼ばれていたが明治期の山梨県知事がこの難しい字を充てた。韮崎からの登山口の金山平は木暮理太郎の好んだ高原で所縁のレリーフが建てられているが、深田久弥氏は百名山瑞牆山の項で理太郎の碑前祭に列した際この山に登り、「信州峠から釜瀬川上流の黒森地区からの眺めが最も立派で美しい姿であろう」と記している。
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小川山関係
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