『脇屋には 聖母観音 正法寺』(市民憲章かるた)、太田の西の端、脇屋町が注目を集めている。
一つは、太田市が新たな発想、手法で建設を進めている「新野脇屋住宅団地」である。春の盛りの今、予定地が清水市長自ら演出した大地の芸術、「黄色い花の海」となっている。空には雲雀がさえずり、春霞の向こうには、脇屋義助公も建武の昔、館から眺めたであろう金山が、古と変わらぬ
美しい稜線を見せる。
もう一つは、愛媛県今治市との南北朝の歴史を通じての国内姉妹都市交流である。太平記の里友好市町村連盟が結成され、既に、「歴史サミット」が開催され、太田商業と今治西高との野球親善、少年少女合唱団の相互訪問をはじめ、昨年は愛媛の脇屋義助公神廟所縁の人々と繁信今治市長が清水市長と共に金山城跡に登っている。
六百有余年の時空を超えた縁が、今再び固い絆となろうとしている。 |
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