渡良瀬川の橋・鹿島橋
橋 長301.1m
幅員:10.5m
完成:昭和47年
位 置:下流から39.8Km
路線:県道竜舞・山前線
見た目:きれい
 渡良瀬川の源は、足尾山地北端の皇海山にある。そこから扇状地をつくり、桐生を過ぎる頃からその清流はゆるやかとなる。この鹿島橋付近の水辺は、落ちつきのある緑につつまれて、神秘的である。
 太田市の只上と鹿島町を結ぶこの鹿島橋は、現在の橋のできる前までは、延長296メートル、幅員4.5メートルの木橋だった。その後、昭和43年から同46年をかけて、当時の費用で約三億円を投資して完成させたもの。延長は301・1メートル、幅員は10・5メートル。視界の広い、橋である。川の中心が渡良瀬川なので、昔は栃木と群馬の両県が費用を折半したという。
 この橋の工事着工の1年前、足利工業大学が開校している。昭和42年のことだ。橋を渡り切ると南は学園都市だ。
 この地域には両毛線山前駅がある。開設は明治30年。地元の機業家で、日本でも屈指と呼ばれた豪商の2代目岡島忠助や同じ機業家根岸茂吉らが中心になって駅の設置の運動を展開した。この2代目岡島忠助は足利銀行代表発起人など足利の産業界の近代化事業に関係している。山下4丁目の元屋敷跡に残る稲荷神社や菩堤寺の長松寺に、その人物の歴史が刻まれている。
鹿島橋関係
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